良い小説の冒頭で思い出すのは、川端康成の「雪国」の冒頭だ。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。
日本人なら必ずは聞いたことのあるだろう、この冒頭。少ない文字で情景を浮かび上がらせるとても素晴らしい文章だ。
もう良い小説の一つあげるならば、夏目漱石の「吾輩は猫である」だろう
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
これもまた、簡潔ながらこれから小説を読むにあたり、読者をその世界に引き込むいい文章だ。
というように、いい小説にはいい冒頭が付き物である。したがって、よい冒頭を書くことができればよい小説などどれほどでも書くことができるのだ。
ということで、書いてみる
~書くにあたって~
上に挙げた2つの文を例にとって、なるべく簡潔に書く。
最高の文数として二文を上限とする。
これを踏まえて書いてみよう!
ふと、思いついた時に書いたもの
と言っても、これまで小説など書いたことが無い私。なにかこっぱずかしい感じがします。
【その1】
靴が無い。正しくは上履きが無い。-----
なんとかできた。小学生の時の実体験を踏まえた作品。このときは別のところにあっただけですが、ちょっとびっくりしますよね。
この冒頭から考えるに文章はどう続いていくのだろう。
この靴が無くなった主人公が靴を探す旅に出るのだろうか。
もしくは、靴を隠されたいじめられっ子が、秘伝の武道を武器にいじめっこをちぎっては投げ、ちぎっては投げる。
さいごには学校の悪の四天王と戦ったりするのだろうか。
まあ、どう考えても、ベストセラーにはなりそうにない。冒頭ができてしまった。
結果『まあ最初にしてはいい出来じゃないの?』
【その2】
朝起きたら、便所に見知らぬ魔女っ子がいた。------
俗に言う、ボーイ・ミーツ・ガールの冒頭。
便所にいいたっていう所が考えた点だけど、あほらしい
もうだめかもしれん、魔女っ子っていうその語彙センスもだめだ。魔女っ子とか死語だろ。
『結果』 ばかみたい
【その3】
ぎゃぽぽあぎゅううるるるるるるるるるる。------
狙いすぎた。奇をてらってもう何が何だかわからなくなったっていう感じ。
ふざけすぎた。深夜にすべてが面白くなってきた頭ならではの作品
『結果』 奇をてらいすぎた。きゅうりたいやきみたいになった。
【その4】
明治大学第一校舎の三階にはトイレが無い。俺には夢がある。----
ここから始まる俺の、キャンパスライフ!!
彼女とかできるし、サークルも入ってバタバタラブコメディ
もう最高!
『結果』妄想乙
【その5】
良い冒頭など、何時間考えてもでてきやしない。書けるはずが無いのだ。------
なかなか良いオチがついたのではないだろうか。
いい文章も書けないやつが、良い冒頭などやはりかけないのである。
結果『僕には文才などないのである。』
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